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冷え
2018-04-30 | 冷え, 陶板浴

冷房の効きすぎた電車内。危険なのは体の表面より、内臓の冷え

毎年、夏になると、オフィスでも家庭でも、電車の中でも起きる論争。それが「冷房の設定温度」。蒸し暑い外から室内や車内に入ってきた人は、ガンガンに冷房の効いたヒンヤリを期待しますが、長時間その場にいる人は、体が芯から冷えてしまい震えている、なんていうこともあります。特に女性は、男性に比べて筋肉量の少ない傾向があるため、冷房による「冷え」を感じやすいようです。

家庭内であれば、自分の好みに温度設定をすることができますが、電車内では少しでも冷房の当たらない位置に移動するか、弱冷房車両に移るのが賢明でしょう。それでも寒いこともありますから、長時間電車に乗ることがわかっている日は、カーディガンなどの羽織ものを持参したり、素足のファッションは避けるようにしたいものです。

すっかり電車内で冷え切った体ですが、電車を降りるとモワーっと熱気が迫ってきます。さっきまでの寒さはすぐに忘れてしまい、冷たい飲み物で喉を潤したくなってしまうのが人の心というものです。

しかし、ここで注意して欲しいのが、表面的には暑くても、内臓の冷えはすぐに回復しないということです。胃腸や血液などは、まだ冷え切っていて、機能が落ちています。そこへ、冷たい飲料や食べ物を摂取してしまうと、内臓はさらに冷え、動きがとても鈍くなってしまいます。血管が縮み、血流も悪化。その結果、老廃物が体内にたまり、むくみや貧血を起こしまうことがあるのです。

また、血流の悪化から、肩こり、腰痛、首の痛み、頭痛など、不快な痛みに悩まされたり、膀胱炎などの尿トラブルを起こすこともあります。

電車内で体が冷えた時には、体内が温まるように、軽くストレッチをして血流を促しましょう。膝の曲げ伸ばし、グーンと伸びをするなど、筋肉をほぐすだけでも効果があります。

また、マッサージも血流を改善するには良い方法です。腕や足をさするだけでも効果があります。特に、ふくらはぎは血流のポンプの役目をしていますから、握りこぶしで下から上へマッサージしください。

そして、何より大切なことは水分補給。常温くらいの飲料がおすすめです。ビネガージュースやハーブティは夏場の水分補給には最適です。冷房でお腹が痛くなったり、便が緩くなったときには、緑茶にハチミツを入れて飲むのもおすすめです。コーヒーは体を冷やすので極力避けるようにしてください。

帰宅したら、必ず湯船につかって体を温めましょう。夏場はシャワーだけ、というのはもってのほかです。毛細血管まで血液が流れるように、ぬるめのお湯で温まるようにしてください。

もちろん、夏場も陶板浴は大活躍です。日中、お風呂に入れないときには、陶板浴に10~20分横になるだけで、内臓までしっかり温まることができます。血流ももちろん改善されますし、水分のナノ化現象によって、血液の粒が小さくなることも期待できます。サラサラの血液、実年齢より若い血管を目指すなら、夏こそ陶板浴ですね。